長野県長野市で子供向けジュニアドローン教室を開催しているドローンクロスです。
先日、「車の紹介映像を作りたいので、走っている車をドローン撮影してほしい」とクライアントから依頼があり、撮影を行ってきました。
走行している車の撮影は、空撮の中でも比較的難易度が高いものだと思っています。
まず画角にしっかりと車を入れ続ける操作が必要となり、臨場感や迫力を出すためには、2次元(前後左右)だけでなく3次元(前後左右上下)のスティック操作が必須となります。
場合によってはそこにプラスして、旋回やカメラのチルト操作も加わってきますので、頭で考える間もなく全ての操作が出来なければうまくいきません。
今回のクライアントは二等無人航空機操縦士の資格を持っているのですが、クライアントから「二等資格を持っていてもこの撮影は一朝一夕に出来るものじゃないですよね?」と聞かれ、「そうですね」と答えました。
一等の実技試験をクリアできる実力があったとしても、実技試験の飛行のみを練習しているだけだとしたら、車の撮影は難しいかもしれません。
なぜかというと、一等・二等の実技試験では同時操作をするスティック操作は最大3つだからです。
「前後+左右+上下」or「前後+左右+旋回」or「前後+左右+カメラ操作」の3つです。
もしかしたら一等目視外で「前後+左右+旋回+カメラ操作」をする方がいるかもしれませんが、絶対に必要なことではありません。
なので走行している車のドローン撮影をするためには、相当な練習をしなければいけないということです。
プロとして、クライアントが満足する成果物を提供しなければならないので、未熟ならば出来るようになるまで練習するのは当たり前ですよね。
今回は天気にも恵まれ、撮影地は大きな池のある景観の良い場所で、奥には浅間山麓も望むとても素敵な場所でした。
天気や景観も良い映像を撮るための条件ですので、運も味方しました。
こんなに貴重な経験を積ませていただいたクライアントの方には感謝しかありません。
ありがとうございます。
良い映像が撮れたと思いますので、あとはこの素材を煮るなり焼くなりご自由に使っていただければと思います。
出来上がってくる映像が楽しみです。
いつも言っているとおりですが、
「現場業務に勝る経験は無い」
これは間違い無いですね!!
